電子機器及びコンピュータの開発設計、各種電子機器の製造販売を事業とする株式会社テクノスコープ(本社・埼玉県浦和市、白川進社長、048-822-5281)は、8月11日、「IEEE1394」400Mbps(メガビット/秒)に対応可能なアプリケーション開発キット「ZenkumanTM
PFW-41 SDK(for WindowsNT4.0)」のWindows98対応及び、新モデルとして「ZenkumanTM
PFW-41 SDK for WindowsNT4.0/98」の販売を開始することを発表した。
同製品「ZenkumanTM PFW-41 SDK(for WindowsNT4.0)」は、WindowsNT4.0に対応した開発キットとして1998年5月より国内外のメーカーや開発会社向けに販売しているが、今回Windows98に対応したことで、WindowsNT4.0とWindows98の両方での開発及び使用が可能になる。
これは、従来用意されていなかったWindows98での開発環境、及びWindowsNT4.0で開発したソフトウェアをWindows98で使用したいなど、市場の要望の高まりに応えたものである。
「ZenkumanTM
PFW-41 SDK for WindowsNT4.0/98」は、IEEE1394PCIホストアダプタカード「ZenkumanTM
PFW-41」IEEE1394ケーブル及び仕様書などが同梱されて出荷される。
そして、「ZenkumanTM PFW-41 SDK(for WindowsNT4.0)」の既存ユーザーにはバージョンアップ用CD-ROM(有償)が用意されている。
「ZenkumanTM
PFW-41 SDK」では、PCホスト上で必要なIEEE1394-1995最高速の400Mbpsまで対応したソフトウェア開発環境を提供しており、IEEE1394を使用したPC間の通信、IEEE1394対応カメラ画像取込や画像表示等、多種多様な応用アプリケーションを簡単に作成することが可能となっている。
次の項目は「ZenkumanTM PFW-41 SDK for WindowsNT4.0/98」を利用した応用例の一部である。
1)IEEE1394機器の実験と検証
2)ホームネットワークの実験と検証
マルチチャンネルのデータ(音、映像等)の送受信の実験と検証を行うことが可能。
例えば家庭内のビデオ・オン・デマンドの実験と検証。
3)IEEE1394非圧縮カメラの応用アプリケーションソフト
ソニーが製品化しているIEEE1394非圧縮カメラ画像処理など、応用アプリケーションソフト開発を行うことが可能。
現在、IEEE1394対応製品は、PC周辺機器に限らず、ソニーのプレイステーションを初め情報家電製品まで多数発売が予定されている。
同社は、IEEE1394を搭載した機器を使用したアプリケーションの構築や、周辺機器を開発する際のデバック環境等が必要になるのを見込み、PC周辺機器メーカー及び情報家電メーカー、その他幅広い分野に向けて、年間1000セットの販売を予定している。
価格はオープンプライスとなり、9月末までは特別キャンペーンとして割引価格にて販売する。
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